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「採ってから育てる」では間に合わない

  • 1 日前
  • 読了時間: 2分

以前、中国でお客様の依頼を受け、重点大学を訪問した際、

非常に印象的だった事があります。


ドイツ系の大手サプライヤーが大学内にラボを設置し、

・専門家の派遣

・大学生をドイツなどへ研修派遣

・設備や機材を供与

といった形で、大学と深く連携していました。


日本政府や日系企業も世界各地で同様の取り組みを行っていますが、

興味深かったのは、

中国側の大学関係者・教授が「継続する理由」として挙げていた点です。


① 専門家が旧東ドイツ出身のケースも多い

→ 共産主義体制下で、似た思想・教育環境で育った背景が、中国側との親和性を高めている


② ラボや海外研修が大学単位として認定される

→ 教育と企業活動が制度的に接続されている


③ 優秀な人材は、そのまま採用される

→ 教育が採用の前工程になっている


つまり、

▶︎ 教育そのものが“人材供給システム”として機能していました


この話を聞いて、蔚来汽车と職業学院の連携ニュースを見た際、

「同じ構造だ」と感じました。


具体的には、

・校内に実訓センターを共同設立

・EV/バッテリー/制御設備を導入

・企業主導でカリキュラム設計

・「注文型クラス」で学生を育成


その結果、

▶︎ 在学中から実務経験を積む

▶︎ 企業理解とスキルを同時習得

▶︎ 内定意向率70%

▶︎ 就職率50%以上


これは単なる産学連携ではなく、

▶︎ 「人材の内製化」に近いモデルです。


なぜ、今、中国でここまで産学連携が必要になっているのか。

背景には、

・EV/AIによる技術更新速度の加速

・学校教育と現場ニーズのズレ

・複合スキル人材不足

があります。



▶︎ 「採ってから育てる」では間に合わない


だからこそ、


▶︎ 「教育の中で育成し、そのまま採用する」


方向へ進んでいる。


個人的には、現在の中国の大学×企業の関係は、

ドイツのデュアルシステム(学校+企業実習)の

“中国版”に近づいているようにも感じます。


学校教育と現場のズレを、

 “入社後のOJT”だけで埋める時代は終わり始めているのかもしれないですね。




 
 
 

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